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●LPG車、世界の現況
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■英王室はエリザベス女王の公用車、ロールスロイス「ファントム(5)」に液化石油ガス(LPG)を使用する低公害車に改造、5月7日、ロンドンでお披露目した。女王の自家用車は4台あり、いずれも大量に燃料を食う豪華な車。改造は女王のたっての希望によるもので、王室では、ファントムを手始めに全車を低公害車に改造する方針で、「環境にやさしい」王室のアピールに懸命だ。(読売新聞ニュース速報 1998年5月8日付)
その後、英国王室がご使用になる公用車は、バッキンガム宮殿にLPガススタンドが設けられたこともあって、すべてLPガス自動車になりました。現在、エリザベス女王は、在位50周年を記念して献上された「ベントレー・ロイヤルリムジン」を使用されています。V12気筒の専用LPガスエンジンを搭載し、後部がすべて防弾ガラス張りになった特別仕様のものです。環境問題に関心の強いヨーロッパにおいては、LPガスのクリーン性や実用性に高い評価を与えていますが、英国王室も例外ではないということでしょう。

■LPガスを燃料とする自動車は、各国政府のエネルギー政策によって「クリーンカー」としての扱いが異なる。「地球環境問題」としてのCO2対策として捉えた場合には、いずれの国も軽油、ガソリン、LPGのいずれを優先させるという具体的な施策はない。しかし、地球環境問題としてSPM・黒煙などが問題になった場合には、インフラの現実性、クリーンな排ガス、車両コストで、LPG車が採用される傾向にある。ヨーロッパを中心として、米国・カナダ・中国・オーストラリアなどが、LPG車のクリーンカーとしての位置付けを明示している。普及台数で見ると、地域的には欧州が最も多く、乗用車を中心に約300万台普及している。この中でも最も多いのがイタリアの約125万台であったが、最近は韓国の急増が著しい。1998年には40万台であったものが、99年には78万台を超え、現在はイタリアを抜いて148万台を超えたといわれる。
■世界各国の普及台数(単位は万)
【欧州】▽イタリア=125 ▽ポーランド=53 ▽トルコ=50 ▽オランダ=32.5 ▽フランス=18 ▽チェコ=14.5 ▽ロシア=9 ▽ベルギー=8 ▽ポルトガル=3.3 ▽ウクライナ=2 ▽英国=1.8 ▽ブルガリア=1.7 ▽クロアチア=1.2 ▽ハンガリー=1
【北米・中米】▽メキシコ=32 ▽米国=26.8 ▽カナダ=10
【中東・アジア・オセアニア】▽韓国=148.8 ▽オーストラリア=53 ▽日本=29.8 ▽中国=5 ▽台湾=2.5 ▽タイ=1.25
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